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浴室の曇った窓ガラスにお子さんが絵を描いている情景がパッと浮かんできます。通常なら「子が指で絵を描いている風呂の窓」と詠んで終わるところを、「指が絵筆に変わる」という詩心溢れる表現に変えて、この句の格をぐんと高めています。微笑ましい親子風呂の温かさが、読む人の心を「湯ごこち」の世界に誘って見事です。 |
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誰が沸かしても、お湯は等しく同じように沸く。そんな当たり前のことを格差社会と呼ばれている現代の問題に上手く絡めて詠んでいます。お湯のありがたさ、温かさを感じるのは、勝ち組よりもむしろ負け組みなのかもしれない、そんな思いすら感じさせるところに、この句の佳さがあります。ユニークな「湯ごこち」ですね。 |
一読明快の「湯ごこち」です。「雪国」と「ハワイ」を「給湯器」で結び付けたところにこの作品の面白さがあります。雪国でない人でも「冷えた夜をハワイに変える給湯器」などと詠めますね。直接「風呂」という言葉を使わなくても風呂が詠めているのもこの句の特徴といえます。 |
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今回の応募作品の中に、小学校単位での応募20句が含まれていました。「やけど」「貸切」「狭い」「お湯は何故温かい」など子供らしい発想の句が多く、またお大人と同じように「エコ」「疲れた時」などを詠んでいて感心しました。今回、この応募に感謝して全体として特別賞を追加することになりました。小・中学生対象のジュニア川柳は今盛んで、全国規模の大会などでも募集が行われています。この「湯ごこち川柳」のような所にもジュニア部門ができればいいですね。是非、また参加してください。 |
応募総数が前回の2倍近い5000句もあり、さらに川柳らしい作品の割合も増えて感激しました。結果として、入賞候補作品が85句残りました。さらに厳選の結果14句を選出、さらに熟慮の結果入賞4句が決まりました。入賞を逸した後の10句の何れかに「多数応募感謝賞」でも差し上げたい気持ちです。今回の作品の中にも「露天風呂」「入浴剤」などを詠んだ句が多くありましたが、表現が同じようなものが多く、入賞対象には選べませんでした。入賞句にみられるように、自分なりの表現を工夫されるといいですね。また、極端な字余りもリズム感がなく、やはり対象から外れます。何れにせよ、多くの「湯ごこち川柳」を有り難うございました。次回の作品も大いに期待しております。 |
実施期間
2008年12月1日(月)〜2009月2月2日(月)
大賞・次点選定
期間中に投稿された全てに作品から津田 暹氏(全日本川柳協会理事、川柳研究社副主幹)により厳正なる審査により各賞を選出いたしました。
副賞
大賞:全国百貨店共通商品券3万円
副賞:湯ごこち川柳特製湯のみ








