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湯カバ教授がさまざまなジャンルのゲストをお迎えし、灯油や石油暖房機について対談します!

ほかほか対談(2013年3月取材) ゲスト:徳永玲子さん 石油暖房機器にはプラスαの魅力がいっぱい!

石油ストーブに手をかざし、炎を見つめているだけで癒される

湯カバ

徳永さんは福岡県を拠点に、ニュースキャスターやラジオパーソナリティとして幅広く活動なさっています。そんな徳永さんに、石油暖房機のご意見をお聞かせいただくとともに、今後の灯油に向けてのご期待などもうかがえればと思います。よろしくお願いします。

徳永

こちらこそよろしくお願いします。

湯カバ

まず、灯油に対する率直なイメージを聞かせていただきたいのですが、暖房機器としての石油ストーブやファンヒーターにどのような印象をお持ちですか?

徳永

石油ストーブもファンヒーターも昔から使っています。部屋を暖めたり、保湿してくれたり、炎を見つめているだけで癒されたりする存在が、石油ストーブでした。温風で足元からすぐに暖かくなるファンヒーターも併用して使っていますが、そういったいい面ばかりがイメージとしてありますね。

湯カバ

今年の冬は九州でも寒い日が続いたと聞いていますが、いかがでしたか。

徳永

とても寒かったので、灯油も多くのご家庭で消費されたと思います。意外だと思われるかもしれませんが、北部九州の気温は東京と比べると同じくらいか、それ以下の日も多く、石油暖房機器の使用も多いんですよ。

湯カバ

九州は南で温暖なイメージがあるので、それは意外ですね。

安全性が高まり、お年寄りでも安心して扱えるのは心強いこと

湯カバ

ご実家でも長らく石油ストーブのお世話になっていたと聞いていますが、現在もご使用ですか?

徳永

実家は九州の北部の太宰府という盆地で冬場はとても冷え込むので、両親が石油ストーブとファンヒーターの両方を愛用しています。最近は機器の安全性がとても高まっていて、どちらも少しの振動ですぐに止まりますし、灯油を移し替える部分の口金なども扱いやすいように、だいぶ改良されてきていますね。

湯カバ

実はそうなんですよ。2009年に石油ストーブとファンヒーターの安全性に関する国の新たな安全基準が制定されて、2011年の4月以降からはカートリッジの口金安全性強化などの基準を満たした商品だけが店頭に並ぶようになっているんです。

徳永

それはうれしいですね。うちは父親が70歳過ぎの老齢なので、お年寄りが扱う場合でも、安心して機器を選べるということはとてもいいことだと思います。

灯油のCO2排出量は電気の約半分。灯油の良さを見つめ直して欲しい

湯カバ

ところで、徳永さんはキャスターとして環境問題などを報道されることも多いかと思いますが、灯油の環境性についてはどういうイメージをお持ちですか?

徳永

一般的に、灯油やガソリンはCO2を出しているというイメージが案外大きいのではないかなと思うんですね。決してそんなことはないので、消費者が正しい判断でエネルギーを選べるように、私たち報道にたずさわる者がきちんと情報発信をしていかなければならないと思っています。

湯カバ

それは私たち科学者にとっても同じ使命です。例えば、電気と比べると灯油のCO2排出量は約半分なんですが、そのことはあまり知られていません。原発事故でエネルギー問題に直面している今こそ、灯油の良さをもっと伝えていなかければいけないと思っています。 →詳しくはこちらへ

徳永

そうですね。特に東日本大震災以降は、ひとつのエネルギーに頼り過ぎた反省を多くの人が持っていると思いますので、灯油の良さを改めて見つめ直して欲しいですね。

被災地で最も望まれていたのが、使い慣れた石油ストーブ

湯カバ

徳永さんは震災後、被災地にも足を運ばれたと聞いていますが、いかがでしたか。

徳永

震災から約半年が過ぎた9月にボランティアで被災地の幼稚園や児童館を回り、絵本を読むお話し会をさせていただきました。そのとき地元の皆さんに「これから寒い季節がきますね。足りないものはないですか」と聞いて回ると、石油ストーブが欲しいと答える方がとても多かったですね。

湯カバ

東北の厳しい冬を仮設住宅で乗り越えるのは大変でしょうからね。

徳永

ええ。仮設住宅に備え付けのエアコンはあるけれど、電気の暖房はあまり暖かく感じないし、電気代が怖くて点けられないと言うんです。集会所でストーブを焚くから、昼間はみんなでそこに集まるんだ、なんておっしゃっていました。

災害時に強い灯油や石油暖房機器には、人と人をつなぐ力もある

湯カバ

震災以降、灯油利用者の多くが、灯油を手元に置いておくことで万が一のときにも安心できると話しています。徳永さん自身、節電に取り組んだり、被災地を訪れたりするなかで、灯油に対する考え方の変化などはありましたか?

徳永

震災直後、原発事故で電気の代わりに何が使えるんだろうと考えたとき、一番に浮かんだのが灯油でした。それと同時に灯油がくれた風景もよみがえり、子どもの頃に石油ストーブでお餅やサツマイモを焼いたり、炎の前で母や弟とおしゃべりをしたことが昔懐かしく思い出されました。

湯カバ

灯油には昔の暮らしのいいところが残っていて、それを味わえるのが石油暖房機器であるともいえそうですね。

徳永

本当にそうですね。最初にも言いましたが、暖めたり、癒してくれたり、思い出を作ってくれたり、プラスαの魅力がいっぱいあります。灯油には人と人をつなぐ力もあって、被災地でストーブの回りに人が集まるのも、暖を取りながらきっとそんなほっこりした時間が共有できるからだと思います。

湯カバ

最後になりますが、日常的にも使用されるエネルギーとして、今後灯油にどんなことを期待されますか?

徳永

やはり人と人をつなぐ力でしょうか。福岡に一人暮らしのお年寄りのお宅へ灯油を配達してくれる会社があって、番組でも取り上げさせてもらったことがあるんです。高齢になるとなかなか自力で灯油を調達できないお年寄りも多いですから、とても喜ばれています。

湯カバ

それはいい話ですね。

徳永

はい。配達のたびにスタッフが声をかけることで、お年寄りが笑顔になったり元気になったりして、灯油を届けるというひとつの行為が2倍にも3倍にも大きな効果をあげているんです。これからますます超高齢化社会に突入していきますから、灯油がお年寄りと地域を結ぶツールになってくれたらいいなと思います。

湯カバ

灯油をもっと便利に使えるようにするにはどうしたらいいかというアイデアを、私のゼミで募ったことがあるんです。買ってきてそのまま使えるカートリッジタイプの灯油が販売されたら便利だとか、コンビニやドラッグストアでも灯油が買えたらいいなど、いろいろな意見が出ました。

徳永

そうなったらとても便利ですね。若い人たちにも気軽に灯油を手に取ってもらって、おじいちゃん、おばあちゃんから聞いていた灯油の良さを実感し、日本がいつまでも灯油と仲良く暮らしていけたらすばらしいことだと思います。

徳永玲子さん プロフィール

福岡県出身。KBC九州朝日放送「モーニングモーニング」のキャスターでデビュー。
現在同局「アサデス。」(月~金6:25~8:00)、「アサデス。九州・山口」(月~木9:55~10:45)、KBC九州朝日放送ラジオ「徳永玲子の絵本の時間 おはなしマラソン」にレギュラー出演中。